初カレで盛り上がり過ぎてしまった故の痛い恋

大学生なりたてのころ、人生で初めての彼氏ができました。
彼は1つ年上のラグビー部。くまさんみたいなゴツい見た目なのに、誕生日には花束とケーキを用意してくれたり、一人暮らしの私に手料理を振る舞ってくれたり、ととにかくマメで優しくて。当時は純朴で恋愛経験も乏しかった私はすっかり彼に夢中で、『卒業したら結婚しようね』なんて言う彼の甘い言葉をすっかり信じ切ってしまい、彼と一生涯共に歩む!彼が運命の人!!と本気で思い込んでしまったのです。
付き合って半年ほどは順調な毎日した。異変に気がついたのは、彼が怪我をしてラグビー部を辞めた辺りからです。

それまでラグビー一色だった彼の生活は一変しました。それまでの部活一色のストイックな生活から開放された彼はバイト三昧の日々を送るようになりました。バイト仲間の影響で、バイト後は飲み歩くようになり、二人で過ごす時間はどんどん減っていき、毎日あった連絡も、こちらから何度も連絡してようやく繋がるような状態になっていきました。

別の女の影がちらつき出したのもこの頃です。久しぶりに二人で出かける約束をしていて、凄く楽しみにしていたのに、ちょっとお茶をしただけで『バイトがあるから』と帰ってしまったり、二人でいるときに電話がかかってきたかと思うと、『バイト先から人出が足りないからシフト入ってくれって頼まれた』と言って、出かけていってしまったり、いくらバイトとはいえあまりにもおかしいと感じてはいたのです。

でも、初めての彼氏、運命の恋と盛り上がり思い込んでしまっていた私は彼を失うことが怖くてなかなか彼を追求出来ずにいました。
そんなモヤモヤとした日々を結局半年ほど続けてしまったのですが、別れの決断は呆気ないほど、そして最悪の形で訪れました。彼の部屋にお泊まりしていた深夜、いきなり彼のアパートのドアをガンガン叩く音がしたのです。外からは『いるのは分かってるのよ!女と一緒なんでしょ!!』と女性の怒鳴り声が響きました。彼の浮気相手が、乗り込んできたのです。彼女の剣幕にびびった彼は私に荷物を押しつけ2階のベランダ(彼の部屋は二階建てアパートの角部屋でした)から、壁伝いに逃げてくれと、私に無理難題を押しつけた上、冬の寒空の中ベランダに追い出したのです。

結局、ベランダから壁伝いにに逃げることも出来ず、彼が浮気相手と玄関で押し問答を繰り広げた挙げ句、走り去った浮気相手を彼が追いかけて行ったタイミングで、ようやく私も彼の部屋を後にする事が出来たのです。この一件で、漸く彼への気持ちも冷め、別れることが出来たのですが、暫くは男性不信でした。